桂林(長野市)
長野市権堂に出来た「あぶりもの屋」というところに行ってきました。モツ焼き屋だそうです。焼き鳥ならわかりますが、モツ焼きなんて長野辺りではあまりポピュラーではないと思います。よって、炭火とヘンな形をした内臓だのを渡されて「これはどこの部位で、タレを繰り返しつけて焼いてください」と俄かのバイトに言われたところで、一座の皆さん焼き加減なんぞわからない。普段食べつけてないもんですから、見本がない。「豚は良く焼き、牛は焼きすぎない」といった程度の常識のアタイらに大音量の藤山一郎をばあてがって、ヨツアシのワケのわからねえ部位を、炭火で焼いて食ってみろ、とは不親切じゃあございませんか。こういう雰囲気優先のお店は長続きしないと思います。一体全体何食ってるかわからねえんだから。ホルモンなんぞは味と焼き加減を知ったるオッチャンにポン!と皿で出してもらえばいいだけの事だと思います。
もっとも獣肉の類は元来苦手としております私、得体の知れないホルモンなぞは、究極のだめ食品です。です。よって、「ちんまり」と炭火で焼いた玉ねぎやキャベツの切れっ端をつまんでおりました。そのつまんねえことと言ったらなかった。そこで、勇気を出して食った不可思議な造形の臓物は脂っこく、固かった。限界です。
口の中が脂っこいにもかかわらず、腹は減っていた。そこで寄ったのがこのラーメン屋です。塩気控えめの味だと思います。
※平成19年2月 記す
あさひや (信州新町)
今や特大のカレーライスで有名なお店ですが、かつては知る人ぞ知る存在だった。そりゃそうでしょう。ご飯時だからって長野からわざわざ新町まで行く人はいませんよ。
テーブル席は、床は板張り、ストーブの煙突と相まって昭和時代の小学校の教室であります。座敷ではバス待ちの地元皆さんが一杯やっています。長野市から20kmも車を転がせばこんなもんです。
ちょいと昔信州新町へ出稼ぎに行った時期があり、このお店にまつわる逸話の数々を地元の方々からお聞きしたものです。その、小さな事実を何倍もの出来事にして伝えることにより、カッタルイ山村の生活を楽しもうという独特の話術には、とくと聴き入ってしまいました。とにかく笑える。おかげで「西山言葉」と呼ばれる方言が抜けません。
まあそれはそれとして、毎日出前を頼んでいたのですが、その風体から「ダブルカツバーガー」と呼ばれるカツ丼を始め、ご飯ものは量が多いので、少量でも満腹感を引き出す油分とコクがあり、値段も手ごろな味噌チャーシューメン¥600円をほぼ毎日食いまくっていました。チャーシューは柔らかく、「昔ながらの味だわいっ!」「やっぱ味噌だわいっ!」と皆さん絶賛。食べ応えのある味です。でも、毎日ラーメン食ってたら成人病になりますので、止めた方がいい。
ラーメン こく壱
(長野市)
「食べてったい!」という店の宣伝文句に、ハンドルをぐい!と駐車場へ。「寄ってみたわい!」と暖簾をくぐった次第。旧国道18号沿い、篠ノ井にあります。
食事メニューはラーメンと餃子、ライスのみ。ビールはアサヒです。
カウンターに座ると、「麺の太さ(二種類)、量、ゆで加減、スープの濃淡まで、お好みで調理します」という貼り紙があります。それを見ると「一体俺の好みって何だろう?」と戸惑うだろうと思います。そこは、受身から能動への自己の変化を楽しみつつ、試しつつ、好きに頼めばいいと思います。ちなみに俺は麺は普通盛り(1玉)、中太麺、スープは醤油味、プラス味付け玉子でチャーシューメンをこさえて頂きやした。量は腹8分目、味は見た目よりもあっさりしているのが意外!!!です。Aの素は入っていないと思います。結構いけます。
なるみ亭
(長野市)
あおぞら市場の一角にある食堂。全体的にお手ごろな値段設定で、中でもタンメンがいいです。断面が正方形で透明の麺も私の好みです。なお、お冷やは大五郎の空ペットボトルから提供されます。カウンターには昼間からコップ酒をたしなむ常連客の姿もあり、かつて「長野アメ横」とうたっていた昭和のあおぞらの雰囲気が残る。日曜日営業。
菜菜
(長野市)
見た目も味も激しいラーメンは多々ありますが、腹が減っているのに更に辛さとの格闘といった余計な気合を伴わなければならん食事は遠慮しています。
ここの辛ごまタンタンメンはスープがまろやかな口当たりで、ゆっくり味わいながら食えるのがいい。普通のラーメンもグッドなので、どっちにしたらいいのかいつも迷う。この2種類だけやや物足りない量なんですが、かた焼きそばとか定食類になると全体量が多く、たいらげるのにちと苦戦します。日曜日営業。
杏花荘
(長野市)
以前は駐車場が無かったと思うのですが、近所に駐車場を借りたようなので車での通りすがりに寄ってみました。ただしタイヤ止めの上になぜか一升瓶の空ケースが置いてあり非常に駐車しづらい。名物「サンマーメン」という、あんかけラーメンを食べました。ここの麺はどれも細麺だと思います。
このお店、看板にはラーメンと共に「のみ処」と記されています。小上がりに座ってTV見て、タバコふかして、お銚子を並べて、締めはラーメンといった土曜の午後を過ごしてみたいあなたに、おすすめです。
T(下諏訪)
諏訪地方のチェーン店で、地元の人ならすぐわかると思います。ラーメン(350円)、餃子(260円)は安いと思います。ラーメンとご飯更に半熟玉子の組み合わせで、500円以下で食事ができます。ですが、他のメニューは特に割安感もなく、そして特に美味いものもない。それなのに繁盛している不思議な店です。
店の看板商品の餃子は、ペッタンコになった片面が丸々焦げていました。しかも、調理人によって焼き加減が違うことが判明。その辺り、見極めが必要です。あと白米が不味い。ここまで不味く炊くことは難しいと思いますので、諏訪の水が不味いのか、かなりの古米と見ました。更にヴィヴィッドな色彩の漬物を白米の上に乗せてくるのが余計です。ソースカツ丼をこさえるおばちゃん達の姿におかれましては、その忠実なるマニュアル行動に脳内ハテナマークが飛び交いますが、そこは推して知るべし。「言われた通りやってて何がワリイんだ。」と逆に文句を言われるでしょう。